バンッ

その音と共にカガリが部屋に入ってきた。









+ミニスカートの罠。+



「ど・・どうしたんだ急に・・・?」



カガリと俺は近所だし、幼馴染だし、恋人だし・・当然互いの家など行き来するが、あまりに唐突に表われ驚いた。

いつもながら俺の家は父も母も夜遅くまでいない。

しかもベットのある部屋に二人っきり。

これは頂くしかないというオオカミ的な思考が過ぎり、思わずにやけそうになるので掻き消した。

それも、態々学校が休みの日にこうやって逢いに来てくれるだけで結構嬉しい。

いつもは放課後デートがメインで私服の時で逢う事が少ないから、久々に見れたし・・・。

と、言っても・・どーせパンツ姿で、制服の時の方がまだ脚が見れるのだが・・・。


ん?

そう、いつも見る私服はパンツ姿なのだ。


もっと、こう・・動きやすい感じで・・・



「・・・・スカート・・?」



思わず声に出てしまう。


「・・・・に・・似合わないか・・?」


え・・?


思わず凝視してしまう。


「ラクスから・・貰ったスカートなんだが・・・・。」



・・・・・・・。


・・・・・。

・・・。


「アスランっ??」


どうしよう、どうしようもなく・・・・・・・。


「・・・・?」



触りたいっ・・・・(生足に)



「おいー聞いてるのかよ・・アスラン・・。」


俺の目の前で手をユサユサと揺らしていた。


グイッ!!!



座り込んでいた、俺の方へ立っているカガリを思いっきり引き寄せた。


「わぁっ!!」


色気の欠片も無い声だが、俺には十分だと横から抱きしめてしまう。


膝と手のひらで立ち、後ろから見ればおそらく短いスカートからは下着が覗かせているだろうと想像してしまった。


ちょうど、カガリが四つんばいになっているお腹の下の空間に自分のあぐらを掻いている膝があった。

「いきなり何するんだっ」


カガリも真っ赤になって抵抗するのだが、今の俺にとっては十分すぎる増欲剤に過ぎなかった。



そして素足を触る。


「・・・っ・・」


息を引くようなカガリの声が聞こえいい気になって、その手の位置を上げていった。


「くすぐったい・・・・・っ」


そして、スカートに触れるであろう高さまで指を運ぶと、予想通り先に下着に当たる。



「ちょっ・・・・・っ・・」


四つんばいのカガリの身体が一瞬震える。

「・・感じ易い・・・のかな、カガリは。」


「馬鹿言うなっお前が変なところ触るからだ!!」


カガリはその体制を立て直そうとするが、それを許さなかった。

「アスラン!!!」


恥ずかしさと怒りが混じった声で言われるが・・まぁカガリの自己責任だろ?

俺の前でこんな短いスカートはいてきたんだから。

それに、この四つんばいの格好もなんだかそそるし・・・。


そんないつもと違うカガリに、いつもと違う自分のようになってこれからどうしようかとアレコレ考え出す。



「--------・・アスラン・・お前ホント馬鹿だな。」


そうカガリから呆れた顔で言われた。

「?」

「鼻血・・出てる。」


「えっ?!」


そして鼻に手をあてた


「あれ?」

血なんて出てないじゃないか。



「あ!!!!」


カガリはスルリと俺の傍から離れていってしまった。


「---変態。もういい、帰る。」


さっさと何も無かったように帰るカガリを止められる事も出来ず、呆然と見送ってしまった。













そして、その直後。






‘‘‘アスランへ‘‘‘


カガリのミニスカート見られました?
お似合いでしたでしょう?あ、頂いちゃ駄目ですわよ。
キラが怒りますし・・・。
でも、それだとアスランが可哀相なので、これ・・お送りいたしますわ。


‘‘‘ラクスより♪‘‘‘


そして添付でカガリがそのミニスカートを履いている写真三枚が送られてきた。



当然すぐにそれはおかずとして使われてしまう。


















+++++
あとがき
アスランごめん・・・。
いや、部屋に入ってくるところまでは実はカガアス予定でした。
でも想像できず結局アスカガに。
カガアス・・みたいっ!!書きたい!!(キケン)
つうかカガリのミニスカ見たい・・・。(アブナイ)
2006.03.01