「大嫌い」
この頃夢の中でカガリに面と向かって言われるのを何度も体験した。
「---------っは・・ぁ・・。」
決まって嫌に沢山汗をかいて目が覚める。
心臓の動きも早い、----寝た気もしない。
意志の強い瞳が真っ直ぐに見据えて、
「悪い・・アスラン、もう・・・嫌いなんだ。」
決まって俺は同じセリフを言う。
「約束は・・・嘘・・だったのか?」
「---あの時は・・あの時だ。・・・今は・・・」
"大嫌いだ"
そしてフイッと後ろを向き、綺麗な金髪の横を見知らぬ男が陣取る。
----------俺がいる場所。
カガリの隣は俺の場所。
・・・・なのに・・。
「ごめんな、アスラン」
--------行ってしまうの?
・・・・俺を置いて?
---------嫌だ。
・・・いかせはしない。
鎖で繋いででも
あれから・・アスランは前より・・笑わなくなった気がする。
カガリにそう問えば「そうかもな」とあまり関心が無いようだった。
「・・・・やっぱり、嫌いだって事・・・根に持ってるかもね---アスラン」
「はぁ?大丈夫だって、アスラン優しいし・・・私謝ったし」
そう・・だといいんだけど。
キラは心配しすぎだと思う、大体アスランが長く怒るわけ無い。
アスランは優しいんだぞ?誰より私が知っている。
----私が言うんだ、大丈夫なんだよ。
「アスランッ」
「おはよ・・キラ・・カガリ」
---------・・カガリは俺を気にしてか、いつもの様に笑顔を向けてくれる。
・・・・それが・・・痛い。
・・・・嫌いなんだろう、好きじゃないんだろう?
-------大嫌いなくせに。
今まで持っていた感情が見事に形を変える。
愛情が・・憎しみに。
---でも、
しばらくして、カガリを俺の部屋に呼んだ。
「----?なにして遊ぶんだ?アスラン」
穢れの無い、いたいけな瞳にそう聞かれ何も答えなかった。
「--------?」
ちゅ
そう音を立ててカガリの唇に初めてのキスを落とす。
「え・・・。」
カガリが真っ赤になるのを見ず、首に吸い付いた。
---------俺のものだから。
「----い・・痛い・・アスラン?!」
カガリは抵抗しながら、でもそんな力あって無いようなもの。
「・・・?-----どう・・か・・したのか?」
-------君が・・・あんなこと・・言うから。
-------嘘でも・・好きだと・・そういう振りさえしてくれれば・・・こんな気持ちにはならなかったのに。
・・・・君の・・せいだ。
カガリが悪い。
二度目のキスで信じられないほど強く唇を吸われて血が出た。それに抗議しようと口をあけた瞬間舌が入ってくる。
「んッ・・ん---ぁ・・すらん」
---アスラン?
何で・・・・・どして?
ゴンッそう鈍く背にある壁が音を立てた。
「黙ってろ。」
見れば耳をかすって、アスランの拳が壁を強く叩いたのだと納得する。
-------え?
黙ってろ?
そして翡翠色の瞳と視線が重なった。
-----恐い。
「ど・・どうし・・たんだよ・・・」
顔が引きつると同時に、セーラー服のスカーフをスルリと外された。
赤いスカーフが床に落ちると、アスランは胸元に手をやり片方の肩を出してゆっくりと触る。
「・・・・ッ」
その手つきが、何かを確認するように思えてならない。
-------これが・・カガリ。
自分よりずっとずっと小さい体。
細い肩。
--------これが、カガリなんだ。
腰に手をやり、細さを確認する。
やっぱり細いよな・・俺なんかとじゃ比にならない。
指先で撫でて胸へ手を持ってゆく。
「-----・・してないんだ。」
声が出た。
・・・上の下着が無い。
あるといえばあるのだが・・スポブラともいえない、ただの短いキャミソール。
「・・・や・・ぁ」
ゆっくりとその薄い緑色布の上から触ればカガリの声が出た。
セーラー服の上を脱がせて、その腹の出た姿にうっとりする。
-----俺のものだ。
キャミの上から揉むとカガリは顔を背けた。
まだまだ小さい胸、でも大人になる頃にはずっとずっと大きくなるだろう。
手で押さえても余裕で自分の指が余ってしまうサイズ。
キャミを外すと、小さいが綺麗な形の胸が露になり、それに見入った。
先端は既に少し立ち、カガリは少なからず感じているんだと実感する。
もっと・・・俺を感じて欲しい。
先端に唇をつけ、舌で触り転がすとカガリはいやらしく声をあげた。
「気持ち良いんだろ?カガリ」
だって、どんどん身体が火照っていく。
「やぁ・・・・やめて・・」
-----やめて?
・・・気持ちよくしてやるよ。
そんな事いえないくらい。
立ち壁によっかかるカガリの下から手を入れスカートの中から下着に触った。
スカートに顔を埋めて足の内側にも無数の痕をつける。
「・・なっ・・なんでぇ・・。」
カガリは動く事も出来ないのにボロボロと泣き出した。
何で・・アスランにこんな事・・無理やりやられなきゃいけないんだ・・・。
何で・・・好きな人に・・。
分からない・・。
アスラン
スカートを外され、下着も取られた。
アスランは始めてみる女のそこに見入るように目を開いている。
「----・・いや・・見ないで」
そんな恥ずかしいところ・・・見られたくない。
下の金髪を触られ、ドクンと自分の意思とは関係なく心臓が高鳴った。
アスランの肩を上から押さえ、倒れそうになる身体を支える。
指が、穴の近くを優しく撫でた。
「ッ・・・」
思わず息が止まる。そしてアスランは満足そうに指についた蜜を眺めた。
そして何度も何度もその付近を触ってカガリの反応を楽しむように見ている。
・・・・・・・可愛いな、カガリは・・もうこんなに濡れてきた。
少しずつだが着実に多く蜜が少しずつ穴から流れてくる。
カガリは次第に脚をガタガタと揺らすようになってきた。
グイッと抱き上げて自分のベットに寝かせる。
-------早く欲しい。
・・・自分のものに・・しなければ。
慣らす・・為らしい、ともかく指をカガリの細い穴に無理やり入れた。
「痛いッ!!いたいッ・・・いやあぁぁ」
今までのいろっぽい声とは裏腹に叫び声が上がる。
----痛い?
・・・・・・・・・俺も凄く痛かった。
あの時
心が。
でも少し気が引けて指を抜く。
--------だけど。
止めるつもりは無い。
・・・・奪ってでも
俺が貰う。
入らないのを承知で自分のものを中に埋め込もうとするとカガリの悲鳴は更に強いものへと変わる。
ボロボロに顔を濡らしてゆがめて・・・
---------俺が憎くて堪らない?
それでもいい。
・・・・君の心をどんな俺であろうと・・・埋められれば。
「きつ・・・。」
初めての体験にアスラン自身参りそうになりながらそれでも忍耐と根性で最後まで入れ込む。
「ッ・・ぁ・・・・んッ・・・痛い・・」
カガリは止まって少し楽なのか声をあげた。
でもそれを遮るように腰を振る。
「ッ・・い・・いやぁぁぁぁぁ」
またカガリの声が悲鳴へと変わり、カッと瞳を開かせた。
-------今・・こうしているのは俺なんだ。
・・・俺なんだよ。
カガリの目が一気に苦痛から悲しみへと変化する。
--------悲しめばいい。
俺の哀しみ・・・
君にも教えてやる。
---------分かる時まで
そして思いっきり貫いた。